北木島 2021年07月28日

北木島名物「灰干し」とは

石切の技術から生まれた「灰干し」の起こりや作り方について学びました。

魚の旨みがぎゅぎゅっ。おいしさの秘密は?!

B班の子どもたちは、笠岡伏越港からフェリーに乗船し、約1時間で北木島の豊浦港に到着しました。
「NPO法人笠岡島づくり海社」のグリーンスローモビリティ(グリスロ)に乗って、石材会社「グローバルストーン」へ。

「グローバルストーン」代表の鳴本さんを講師に、北木島名物の「灰干し」についていろいろ教わりました。
「灰干し」とは、魚を姿かたちのまま火山灰の中で熟成させて干物にする製法のこと。
もとは、北木島と交流のある三宅島ではじまりました。

火山灰に悩まされていた三宅島の人々が、灰で魚を干したところ、とてもおいしくなったことから「灰干し」の製法を生み出したのです。
このことをヒントに、北木島でも約10年前から石材技術を生かした独自の灰干し作りをスタートさせたそうです。

次に、灰の作り方について聞きました。
原料は、東京都の三宅島から届く火山岩。これを砕いて小さな礫(れき)にし、さらに石材技術で0.1mmの粒になるまですりつぶします。
子どもたちも実際に石の工具や石臼で火山灰をすりつぶしてみました。
手ざわりを聞くと、「砂みたいに細かくて、ざらざらしてる~」との声が。

では、いよいよ「灰干し」の作り方です。
特殊なフィルムと専用の布で魚を挟み、木のトロ箱に入れた火山灰の中で一昼夜寝かします。
こうすることでとれたてに近い品質が保てます。
フィルムの小さな穴からは魚の水分や余分な脂が灰に吸着され、魚の旨味だけが残っておいしくなるのです。
灰干しに適した魚は、イカ、タイ、サワラ、アジ、タコ、サバ、スズキなどだと鳴本さんの奥さんが教えてくれました。

灰干しの作業は、すべて地元の方々の手作業なので、手間ひまがかかります。
たくさんの量を一度に作ることはできませんが、冷凍庫で約6カ月も保存ができ、年間を通じて魚をおいしく食べることができるすぐれた加工法なのです。
また、女性でもできる軽作業のため、過疎高齢化がすすむ北木島の雇用創出にもつながっていると、開発の狙いも知ることができました。

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スポット・施設名

名称
グローバルストーン
住所
笠岡市北木島町9768-29
営業時間
8:0017:00
定休日
土曜日・日曜日
お問い合わせ
0865-68-4216
E-Mail
globalstone-co.com