白石島 2021年07月28日

「海洋牧場」について学ぼう!

白石島と高島の間に広がる「海洋牧場」って、いったい何だろう?
どうして必要なのか調べてみよう。

魚をふやすことを目的につくられた“海の牧場”!

白石島海水浴場からエンジンボートに乗りこみ、沖へ出発した笠岡アイランドホッパーズA班のみんなは、海に浮かぶ黄色い円形状の施設(ブイ)に上陸しました。
ここは給餌(きゅうじ)施設。音で魚を呼び寄せ、自動的にエサをあたえているのです。
笠岡市漁協 白石島支所長の原田さんにお話を聞きました。

およそ30年前、白石島周辺の魚の数が一気に減ってしまったため、少しでも魚を増やそうと、平成2年頃から「海洋牧場」の計画が始まりました。
白石島と高島の間に広がる海洋牧場の広さは約35ha。
このエリアに5,000個以上の人工漁礁(ぎょしょう)を投げ入れ、魚が暮らしやすい環境を作っています。
人工漁礁とは「魚のアパート」みたいなもの。
魚のすみかであり、大きな魚に追いかけられても逃げてかくれることができる場所です。
大きさは、小さいもので縦:5m、横:5m、高さ:5m。最大のものは縦:約25m、横:約25m、高さ:約25mもあります。

A班のみんなはエサやりを体験しました。エサは魚粉です。
ブイの中央部は空洞になっていて海とつながっているので、しばらくすると魚たちがエサを食べようと集まってきました。
この周辺には、カサゴやオニオコゼ、カワハギ、キジハタ、タイ、ヒラメ、メバル、チヌなど約20種類の魚の生息が確認されているそうです。

「海洋牧場」は、海の中なのでサクのような仕切りはありません。
魚は自由自在に泳ぐことができ、どこにでも行けます。
それでも、この「海洋牧場」によって周辺の海域には魚が増えていると、原田さんたちは実感しています。
その一方、温暖化の影響で、とれる魚の種類が減り、時期も変わり、厳しい状況が続いているのだそうです。
また、クラゲが増え、魚の飼育を邪魔したり、漁具をいためたりして困っているという話も聞きました。

最後に、A班のみんなは、カサゴとアカメバルの稚魚(ちぎょ:魚のこども)の放流を体験しました。
1.5cmだった魚のあかちゃんに原田さんたちが毎日エサをやり続け、自力で生きていける5cm〜7cmまで大きく育てたのだそうです。
「大きくなるんだぞ〜」「でかい魚に食べられるなよ〜」と、みんなで声をかけながら海へ放し、魚たちの成長を祈りました。

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スポット・施設名

名称
白石島
住所
岡山県笠岡市白石島
お問い合わせ
0865-68-3741 (NPO法人かさおか島づくり海社)
URL
E-MAIL
info@shimazukuri.gr.jp